ここ数年、ボーイングの品質問題が多く報じられているのですが、どうやら宇宙分野でも同じような技術不足が露呈してることが明らかになりました。

Boeing Space Launch System Has BIG Quality Problems Like Staff Unable to Weld a Fuel Tank | NextBigFuture.com
https://www.nextbigfuture.com/2024/08/boeing-space-launch-system-has-big-quality-problems-like-staff-unable-to-weld-a-fuel-tank.html

この内容はNASA監察総監室が公式に発表したデータで明らかになったもので具体的な内容について、NASAは契約している航空宇宙請負業者に対し品質管理システムに関する SAE InternationalのAS9100D 標準に準拠した品質保証プログラムを備えることを義務付けているものの、ボーイングの品質管理システムはこれらの標準やNASAの要件にも準拠していないことがわかったとしています。

この品質管理問題とは例えばロケットのパーツの品質が悪いということも明らかになっています。2023年4月に実際にNASA側がボーイングに出向きSLSロケットのコアステージ3の重要なコンポーネントである液体酸素燃料タンクの溶接がNASAの仕様を満たしていないおそれがあり製造がストップしたらしいく、このタンクが今度安全に使用できるのかなど判断が保留されているとしています。

問題はこの低品質なタンクが製造された理由はボーイングの未熟なスタッフにより操作、製造されたことに起因しいているらしく、ボーイングに十分な数の訓練を受けた経験豊富な航空宇宙作業員がおそらく携わっていないか存在していない可能性があるとしています。


ボーイングについては自社が開発する宇宙船スターライナーが相次いでトラブルを起こすなど明らかに製造品質が悪いことがわかっています。他にも旅客機レベルでもトラブルを発生させており航空宇宙分野でのボーイングの立ち位置はスペースXの台頭も受けてトップから引きずり降ろされている可能性があります。