The Warzoneによると先月末、ノルウェーは国内で重要な空軍基地となるエヴェネス航空基地で通信ケーブルが何者かにより切断される事故があったと地元紙が報じたと紹介しています。実はこの事件は2024年4月に発生していたものの捜査の理由から4ヶ月が経過した今発表されたとしています。

Sabotage Confirmed At Norwegian Air Base
https://www.twz.com/air/sabotage-confirmed-at-norwegian-air-base

具体的にどのようなケーブルが切られたのかについては明らかにしていないものの空軍基地の重要なインフラの一部だとし、切断されたのは飛行場の境界の外で予想では一般人も無理をすれば立ち入りができる可能性があると考えられます。

現時点で犯人は逮捕されていないとのことです。

記事によるとドイツでもこれまで基地に対して不審な出来事が何件かあったとしており、一連の問題の根底には何があるのかはよくわかっていません。同様にチェコ、ポーランド、イギリスなど他のNATO諸国でも不審な出来事は報告されています。

NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は同盟が「ロシアによる破壊活動、サイバー攻撃、移民の手段化、その他の敵対的行動の急増」と特定した状況を説明しており、一連の工作にはロシアが背後にいるのではないかという主張をしているのですが、具体的に何かが特定されているのかは明らかにされていません。