これはFOX 13 Newsが入手した調査報告書によるもので当該記事によると、ヘリコプターの操縦に不慣れなF-35のパイロット、階級は大佐がウェストジョーダン空港でアパッチをホバリングし着陸させようとしたときに墜落が起こっていたと報じました。

Unqualified F-35 Pilot At the Controls During Utah National Guard Apache Crash, Investigation Reveals - The Aviationist
https://theaviationist.com/2024/09/02/utah-ng-apache-crash/

なぜF-35パイロットが全く異なる陸軍のヘリを操縦していたのか。
実はオリエンテーション飛行というものがあり、パイロットらがさまざまな種類の航空機に慣れさせるために飛行する一種のプログラムがあるといい日常的に行われているものだといいます。

しかし、報告書ではアパッチヘリコプターのような複雑で高度な操縦スキルが求められる機体では無資格者が制御することを避けるために、資格基準をより厳格に遵守する必要があることを示唆しているとのこと。今回の事件はユタ州兵内における安全対策とリーダーシップの監督の双方の適切性について疑問を投げかけているものになったとしています。

つまり今までもアパッチを使った素人にる飛行は行われていたということになります。

シミュレータで35分間飛行してみた！

ではこのF-35のパイロット、飛行前に数十時間の訓練を行ってるのだろうと思ってしまうのですがそうではありません。明らかになった報告書ではF-35パイロットはシミュレーターを使用したった35分しか練習していなかったといいます。F-35だけに35分間だったのかは不明です。

当時の事故の様子としては離陸し空港り着陸する間に搭乗していたパイロットに合計3回もの操縦介入が行われており、着陸しようとした4回目でF-35パイロットが混乱したことで墜落したとしています。

操縦何度F-35＜＜＜＜＜＜アパッチ

F-35パイロットといえば相当な操縦スキルのあるトップレベルのパイロットという印象があるのですが、なぜヘリは操縦できなかったのか。

記事によると高度な操縦機能があるF-35は現在存在する戦闘機の中では相当簡単な部類に入るとしています。つまりコンピュータが肩代わりすることが多く、人間の手動介入も少なくなっているという点で、アパッチヘリはローター システムの管理、安定性の維持、低高度での複雑な操作を処理するために、継続的な手動制御入力が求められこれらがほぼ完全自動化されているF-35とは真逆の性質があるとしています。

アパッチヘリは2024年に入ってから3ヶ月あまりで5機墜落するという非常に高頻度の墜落事故を発生させています。