この計画はF-15の機体を改造するというものではなくポッド方式の空中給油システムになるとしており小型ハイブリッド空中給油キットというものになっています。このSHARKと契約したのはレジオネア インターナショナルとレイドスの子会社であるダイネティクスです。

Aerial Refueling Boom Pods That Could Go On F-15s In The Works
https://www.twz.com/air/aerial-refueling-boom-pods-that-could-go-on-f-15s-in-the-works

具体的には「モジュラー式でプラットフォームに依存しないポッド型外型ライン内に収まる小型フォームファクターの燃料移送機構」というもので、似た計画としてはA2RMというものがあるといいこれは「プラットフォームにとらわれない「ポッド型」で「内部収納可能」なシステムで「システムの外側モールド ライン (OML) 内に収納する必要がある」としています。

またサイズは600ガロンのドロップタンク内に収められるよう設計し、直径36インチ、長さ230インチという要件で目標としてはさらに翼の下に吊り下げる約330ガロンの一般的な外部燃料タンクに収めることとしています。


技術的な問題として考えられるのは現在戦闘機には2つの空中給油方式が採用されており、相互に互換性は多分ありません。

1つは空軍機に採用されているフライングブーム方式です。これは空中給油機から伸びたノズルを差し込まれるタイプです。もう一つは海軍機に採用されているプローブアンドドローグ方式です。こちらは機体から差し込むタイプで、双方は差し込まれるか差し込むかという違いが存在しており、給油口も仕様がことなっています。

▼ノズルを接続するフライングブーム方式。ブームは硬い


▼戦闘機のノズルを差し込むプローブアンドドローグ方式。ホースは柔らかい


またF-15という空軍機でもあるため差し込むフライングブーム方式になると考えられるのですが、ひかくてき硬いノズルを伸ばさなくてはならずポッドに収まるのかという問題があります。