image203

ニーハオトイレ。欧米や日本といった国では当たり前のように仕切られ見えないようになっているトイレ。これに関して中国ではフルオープン型トイレが未だに作られ現役だと報じられています。

この内容を投稿し話題になったのは同じ中国国内に住む浙江省在住の男性です。この男性は最近首都北京に旅行にいったものの現地のトイレに中国人も衝撃を受けたというものでした。

この内容は9日、中国の看看新闻でも報じられたもので、この男性が撮影した画像は北京にある比較的きれいな公衆トイレだったものの、全く仕切りがなかったり一面にドアがないというものでした。

これはニーハオトイレとして中国で広く使われていたタイプになるのですが、なんと21世紀に入った現在も少なくとも2000年以降に作られたと考えられるトイレで、未だにニーハオトイレが採用されいてると考えられる点です。

21世紀のニーハオトイレ

日本人がアジア各国に行くと衝撃を受けるのはトイレと言われるくらい雲泥の差があるとされているのですが、なぜ中国ではこのようなものが未だ当たり前のように作られているのか。

記事ではその理由や事情が記載されており、北京公衆トイレの管理側は「(これでも)過去よりもよくなった状態」と説明しており、実際に過去に臭い、衛生状態が極めで悪く各種ゴミや汚れが飛び交った公衆トイレだったものの現代式に改善したことで衛生問題が大きく解決されたとしています。

しかし、依然としてドアと仕切りが無い理由については関連省庁は「空間が狭すぎるトイレが多く、ドアや仕切りを作ることができない」と説明しています。

ちなみに撮影された写真は胡同という北京の伝統的な村の路地にある公衆トイレでした。中国政府はトイレを西洋的に大々的に改造しようとしたが、住民らが便器の数が減らないことを強力に要請しておりドアや仕切りが付けにくいという事情もあるとしています。

参考