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韓国メディアによると、韓国軍などに納品された数千台のカメラのうち1300台について国内の業者が中国製監視カメラを国産監視カメラと偽装し納品していたとしてこれらを撤去する事態となったと報じられています。

中央日報などによるとこのカメラは韓国軍の訓練場などに設置されているカメラだったといい、発見された経緯としては2024年7月に軍と情報当局が共同で行った調査がきっかけでした。

軍当局は現時点で1300台の中国製カメラを全て撤去しており新たに韓国製に置き換えているものの現時点で100台に留まっているとしています。

何を理由にカメラを調査することになったのか。実はこの国内業者が納品した中国製監視カメラが「ネットワークに接続し撮影された映像が流出するように設計されたものだと確認した」としています。一方で当局側は実際に流出した情報はないとしています。

これに関して意図的に仕込まれたものなのか、標準仕様としてそのようなものになっていたのかは不明です。現時点で納品した業者が韓国製と偽って設置していたことが分かっており、損害額を請求する計画だとしています。

中国製の安価な監視カメラ

このような監視カメラは中国製のものが多く出回っており家庭レベルでも注意が必要と考えられます。ネットワークにつなげた場合、悪意をもった製品であれば例えば家庭のネットワークのログインIDやパスワードも流出する可能性もあるため自宅のネットワークには接続しない運用という対策もあります。