ヒズボラ 2回目の連続爆発

先日、レバノンの戦闘員、欧米・日本がテロ組織としているヒズボラが使っているポケベルのような端末が相次いで爆発した事件。これに関して翌日の18日には更に拡大し様々な電化製品が爆発し14人以上が死亡したと報じられています。

2024年9月21日 現在ポケベル、トランシバー以外で爆発はなかったらしいとれています。

SNSなどによると、今回新たな爆発があったのは首都ベイルートおよびその近郊地域でヒズボラの戦闘員が使っていた無線機、所謂トランシーバーがほぼ同時刻に爆発したとしています。この日の爆発で少なくとも14人が死亡、450人以上が負傷していると報告されています。

この17日、18日に発生した相次いだ爆発には共通点があります。
一つはほぼ同じ時刻に爆発した点。爆発した端末、製品が同じという点です。トランシーバーについてはヒズボラが使いはじめたポケベルとほぼ同じ時期に導入されたものだとしています。

18日に発生した爆発は複数にわたっておりこれまで確認できたのはトランシーバー以外も、ラジオ、ソーラーパネル、指紋認証システムもあるとしており、あらゆる電化製品が爆発したとしています。※現在トランシーバー以外の爆発は確認されていません(2024年9月21日)

通信機能を備えたポケベルであれば通信機能を使って遠隔爆破することは可能と考えられるのですが、本来は通信機能がないラジオやソーラーパネルが今回爆発したという違いが見られます。

つまり外部から何らかの電波を受信する装置、プラスチック爆弾のような内部に押し込めることができる柔軟な爆発物が内部に仕込まれていたと考えられます。

気になるのはこれら爆発物、及び遠隔装置をどのように内部に仕込んだのかです。少なくとも製品を分解し目につかないように入れる必要があり予想で製造する過程もしくは完成後に入れられた可能性もあるのですが状況はよくわかっていません。

いずれにしても過去ヒズボラから爆発物が見つかったという報告がされていたのかも不明ですが、状況として18日も爆発が発生していることを考えれば誰一人気付かれないまま実行することができたという世界でも前例がない事件となってます。

仮にイスラエルがこれを仕込んだとして敵対勢力に爆発物が仕込まれた製品が既に出回っている可能性もあり、これら通信機器の安全性が分からず将来にわたっても使用不能にするという心理的効果を狙った犯行ということになります。