S-70_4

軍事系ニュースサイトによると今月5日、ウクライナ東部ドネツク州でロシア軍としては最新鋭と無人戦闘攻撃機S-70 が墜落する出来事がありました。これを撃墜したのはロシア空軍機でコントロール不能に陥っていた可能性が指摘されています。

墜落したのはウクライナ現地時間2024年10月5日で、この日ドネツク州コスティアンティニフカ市上空で2機の機体が確認されていました。その様子は地上から撮影されていたのですが、後方の機体がミサイルを発射、直ぐに離脱し帰還するような行動を見せていました。

こちらがその映像です。
当初、この映像はロシア軍の戦闘機が味方の戦闘機を誤って撃墜したと言われていたものの状況から察するとそのようなことはなく、ほぼ間違いなく何らかの理由で撃墜しています。つまり意図的に撃墜したというものです。

そして撃墜した機体はロシア軍が開発してる大型無人戦闘機S-70オホートニクだったことが明らかになり、それがウクライナ領に墜落したということで一気に話題となりました。

現時点で分かっているのはこの墜落した機体にはS-70-4というナンバーがあり予想では4番目の機体とされています。S-70 オホートニクは2019年に初飛行したものの現在も開発中です。少なくとも2機が生産されていることは確認されているのですがいずれにしても少数しか生産されていません。

2023年時点で本格的な量産は2024年後半ごろに始まると言われておりこの機体はその前の量産型の初期モデルだった可能性もあります。

なぜ撃墜した?

気になるのは何故ロシア軍の戦闘機が高価なS-70を撃墜したのかです。少なくとも今回の事故は誤射ではないと考えられるのですが、それ以外の理由として上げられるのは何らかの不具合があり、S-70がコントロール不能になった可能性です。.

実は2024年8月30日にロシアに比較的近い空域を飛行していたアメリカ空軍のRQ-4Bが無秩序に飛行したことが確認されており、予想ではロシア軍からの何らかの電子攻撃に晒された結果操縦不能になった可能性が指摘されています。

つまり逆の状況がS-70で発生しパイロットが上層の判断を待っているうちにウクライナ領側に入ってしまい撃墜、帰還したという流れが状況的に考えられるます。