現時点でロシアと北朝鮮は軍事同盟とはなっていないものの、すでにロシア領に北朝鮮の兵士、兵器が渡っているとされています。なぜこのようなことを行っているのか。今回は先手を打つ北朝鮮の思惑について記載していきます。
先日、ロシアのプーチン大統領が北朝鮮との事実上の軍事同盟となる包括的戦略パートナーシップ条約を締結する法案を国会に提出しました。この法案は露下院と上院で可決された後、プーチン氏の署名すれば成立するというものでほぼ確実に通ることになります。
長引く戦況でロシアの軍需品は短期で不足した事実も明らかになっており、最近は北朝鮮やイランなど思想的に近い国家と兵器のやりとりを行っていることが確認されており、北朝鮮製兵器についてはハングルが入った短距離弾道ミサイルの破片がウクライナ領内で確認されています。
実績を作りたい北朝鮮
北朝鮮から見た場合、ロシアとの軍事同盟は非常に大きな成果です。韓国やアメリカといった西側の軍事的脅威、北朝鮮国内の反体制派の暗躍など想定される力による金正恩政権が崩壊も防ぐ後ろ盾を得たことになります。
また軍事面については仮に韓国やアメリカから何らかの軍事侵攻があった場合、ロシアが自動参戦することによる非常に協力な支援を得られるというものであり、北朝鮮としては先にロシアに対して派兵した実績を作りたいため現在数千人規模の派遣を行ったことは確実です。
なぜ少数民族などをつかったのか。その理由は国民つまり東スラヴ人の若者が動員されることで死傷することでその親や家族らがプーチン政権にダメージが行く可能性が高いことです。事実としてロシアには兵士の家族を支援しているNGO「兵士の母の委員会」というものがあり、プーチン大統領が2022年に兵士の母親たちを大統領公邸に招いて要望を聞くということを行っています。
つまりロシアとしては北朝鮮兵を利用すれば不足する兵士、兵器も補充することができ兵士が死亡したとしても東スラヴ人が死亡するわけではないので国内反発もゼロです。北朝鮮としてはロシアの協力することで北朝鮮国民を使い捨てにすることでロシアの軍事力を獲得することができるという利点があります。
つまり北朝鮮がほしいものロシアがほしいものが今回のウクライナ侵攻で合致したということになります。
ロシアに北朝鮮戦力
ロシアがウクライナ侵攻を始めた結果、その稚拙な戦略により想定外の反撃に晒され首都陥落に失敗。東部地域におけるロシア民族の保護などと意味不明な理由をつけウクライナの領土を侵略し占領しました。長引く戦況でロシアの軍需品は短期で不足した事実も明らかになっており、最近は北朝鮮やイランなど思想的に近い国家と兵器のやりとりを行っていることが確認されており、北朝鮮製兵器についてはハングルが入った短距離弾道ミサイルの破片がウクライナ領内で確認されています。
実績を作りたい北朝鮮
北朝鮮から見た場合、ロシアとの軍事同盟は非常に大きな成果です。韓国やアメリカといった西側の軍事的脅威、北朝鮮国内の反体制派の暗躍など想定される力による金正恩政権が崩壊も防ぐ後ろ盾を得たことになります。また軍事面については仮に韓国やアメリカから何らかの軍事侵攻があった場合、ロシアが自動参戦することによる非常に協力な支援を得られるというものであり、北朝鮮としては先にロシアに対して派兵した実績を作りたいため現在数千人規模の派遣を行ったことは確実です。
国民の被害を抑えたいロシア
一方でロシアはなぜ北朝鮮を利用することになったのか。これはその一つにあるのは国内世論です。プーチン大統領は長引くウクライナとの戦闘で使い捨ての囚人を投入したり地方の少数民族を募集し派兵していたことが分かっています。なぜ少数民族などをつかったのか。その理由は国民つまり東スラヴ人の若者が動員されることで死傷することでその親や家族らがプーチン政権にダメージが行く可能性が高いことです。事実としてロシアには兵士の家族を支援しているNGO「兵士の母の委員会」というものがあり、プーチン大統領が2022年に兵士の母親たちを大統領公邸に招いて要望を聞くということを行っています。
つまりロシアとしては北朝鮮兵を利用すれば不足する兵士、兵器も補充することができ兵士が死亡したとしても東スラヴ人が死亡するわけではないので国内反発もゼロです。北朝鮮としてはロシアの協力することで北朝鮮国民を使い捨てにすることでロシアの軍事力を獲得することができるという利点があります。
つまり北朝鮮がほしいものロシアがほしいものが今回のウクライナ侵攻で合致したということになります。