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ウクライナ本土の攻撃に北朝鮮の弾道ミサイルを含む砲弾など様々な兵器が投入されていることが明らかになっていますが、新たに73式機関銃がロシア国内に持ち込まれている可能性が高い画像が確認されていると報じられています。

The Warzoneが報じているものとして最近Xに投稿された写真としてロシアのクルスク地域、つまりウクライナが越境攻撃を続けている地域で撮影されたといわれる写真に北朝鮮の73式機関銃が映し出される画像が初めて公開されたというものです。

North Korea's Wacky Type 73 Machine Guns May Be Entering The Fight In Ukraine
https://www.twz.com/news-features/north-koreas-wacky-type-73-machine-guns-may-be-entering-the-fight-in-ukraine

当然北朝鮮からはXに接続することは不可能であり外国に存在する北朝鮮兵器が撮影されたということになるのですが、Xによるとこの写真自体はテレグラムに投稿されていたもので、ほぼ間違いなくロシアにあるものだろうとしています。

入手経路についてはロシアに派遣された北朝鮮兵のものか、もしくはロシアに輸出された北朝鮮の兵器だろうとしています。もちろん過去の演習で撮影されたものの可能性が高いともしているのですが、過去にこのような画像はほぼ皆無だったことや昨今の情勢から考えて、ごく最近北朝鮮から持ち込まれたもので間違いないと考えられます。

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記事によると73式となっているように1973年に北朝鮮で配備され始めた銃で上部にマガジンがついているため伏せた姿勢で発砲しながら地面に低い位置で射撃したり待機することができるといいます。

歴代北朝鮮指導者は銃が好きだったとされ特にチェコスロバキアの銃器の大ファンだったとしています。この銃はVz. 52/57機関銃そソ連のDPファミリーなど3つの銃の特性が見られる設計要素となっているしています。

したがって既に半世紀前の銃ということになるのですが、逆に言えばその時代の技術で作ることができる安価な兵器ということになります。もちろん細かい改良は施されていると考えれ殺傷能力自体は現代兵器とほぼ同じです。