M1978 コクサン 北朝鮮_1

急速に接近しているロシアと北朝鮮。最近ロシア中部シベリアに位置するクラスノヤルスクで鉄道輸送される北朝鮮の大型自走砲M1978コクサンが撮影されたと報じられています。

The Warzoneによると、ロシアのメッセージングアプリ「テレグラム」に投稿されたものがXに再投稿されたものとして、見出しで紹介したようにロシア中部地域を移動する北朝鮮のM1978コクサン自走砲が確認されたと報じています。

North Korean Long-Range Self-Propelled Artillery Appears In Russia
https://www.twz.com/land/north-korean-long-range-self-propelled-artillery-appears-in-russia
これまで北朝鮮の兵器について短距離弾道ミサイルがウクライナ本土の攻撃に使用されていることが破片などから既に確認されていました。最近では北朝鮮の陸上戦力、特に歩兵が派兵されていることが複数ほうじられていました。そして今回北朝鮮の兵器となる自走榴弾砲が確認されたということになります。

これは170mm砲を運用するモデルで予想ではロシアは170mmという規格の榴弾砲は無いと考えられその砲弾も北朝鮮から輸入したということになります。射程については40kmほど飛ぶと想定されており、北朝鮮が運用する自走榴弾砲の中でも最長とされています。

M1978 コクサン 北朝鮮

記事によると車体は兵器を扱う砲兵を別に輸送する必要があるとしています。発射速度は5分に2発程度とされています。当然ロシア兵がこの兵器を扱う可能性は考えられるのですが、予想では北朝鮮兵も運用のため入ることが考えられます。

ただ、今回確認された自走榴弾砲がウクライナに対して使用されるのかはよく分かっていません。つまりロシアとの演習で輸送されている可能性が現時点では高い可能性があります。ただこのような写真は過去に撮影されたことはないらしく、ロシア戦力の一つとして今後運用されることは容易に想像できます。