トランプ政権で要職に就くとされるイーロン・マスク氏。彼は買収したX上でホビーサイズの小型ドローン映像を出しながら「F-35のような有人戦闘機をまだ作っているバカもいる」などと持論を展開していたことが明らかになりました。
こちらが実際の投稿になるのですが、彼が一体何を言いたかったのかについてはよく分かっていないのですが、予想では高コストの有人機ではなく無人機が優れるという可能性や、いわゆるドローンの群れのようなものが次の戦争では必要となるとの考えの可能性があります。Meanwhile, some idiots are still building manned fighter jets like the F-35 🗑️ 🫠
— Elon Musk (@elonmusk) November 24, 2024
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海外メディアによると彼はF-35に対しては昔から批判的な立場だったことが明らかになっており、2020年には「従来の戦闘機の時代は終わりに近づいている」としF-35には無人航空機という形での競争相手が必要だなどと主張していました。
そもそもF-35、つまりJSF計画で開発されたF-35(X-35)が初飛行したのは2000年です。その開発に至っては1990年代ということなり単純にF-35については24年以上が経過しています。1990年の技術で無人機として飛ばすというのは不確実性が高く困難です。そのうえで「このF-35が最後の有人戦闘機になるだろう」とは当時よく言われていたことがあります。
イーロン・マスク氏は当然このようはことは知らず、あくまで現代の戦争や技術を見て有人機のF-35を否定したかったものと考えられます。
一方でもっと開発が楽な船、車、電車、バス、農機具などですら無人運用はほとんどされていません。彼のTesla車ですら無人技術は確実なものではなくハードルの高さは自らが知っているはずです。