JinDou400_凌空天星科技

最近注目されている新技術、デトネーションエンジン。これに関して中国の凌空天星科技は新型のJinDou400(別名JinDouyun)を用いてラムジェットとデトネーションエンジンが統合された試験に成功したと発表しました。

詳細は不明ですが、今回試験された機体はロケットのように発射され上空6100m付近で分離。その後搭載されたエンジンで加速し高度19800mで飛行速度3106km/h、マッハを出したとしています。

New supersonic ramjet detonation engine takes to the sky

使用されたエンジンは10 フィート (3メートル)、直径はわずか約12インチ (0.3 メートル?) でJinDou400 は882 ポンド (400 kgf) という推力を生み出したとしています。この規模のサイズとしてはかなり驚異的とのこと。

JinDou400_凌空天星科技_2

エンジンはラムジェットデトネーションエンジンということで予想では低速域ではデトネーションエンジン、高速域ではラムジェットを使用していると考えられるのですが、どのようなものになっているのかは不明です。

この企業は超音速旅客機用のエンジンとして開発しているものだとしています。同社はこのエンジンを搭載した機体を2027年に飛行させたいとしています。またこの機体はVTOL、垂直離着陸機能もあるなどとしているのですが、こちらもそれが可能なのかなど全く明らかになっていません。

ただ今回試験されたエンジンについても成功したのかは不明なのですが、見た目はほぼフルサイズのものとなっており開発は行われていることは間違いありません。

JinDou400_凌空天星科技_3