スーパーホーネット

アメリカの軍事系サイトによると、2024年12月21~22日にかけて中東イエメン沖でタイコンデロガ級巡洋艦がF/A-18Fスーパーホーネットをミサイルで誤って撃墜する事故があったと報じています。(画像は参考資料)

これはThe Warzoneが報じてるもので、内容を要約すると撃墜された機体はハリー・S・トルーマンから飛び立った2人乗りのF/A-18Fスーパーホーネットで、この機体が空母に着艦しようとしていた最中に誤って撃墜されたとしています。この事故でパイロットらは負傷したものの命に別状はないとしています。

F/A-18F Was Shot Down By Friendly Fire As Jets Were About To Land On The Carrier
https://www.twz.com/air/f-a-18f-was-downed-by-friendly-fire-as-jets-were-about-to-land-on-the-carrier

状況として機体は最初の任務を終え再び防空任務のため飛び立ち帰還しようとした際に撃墜されたとしています。空母は通常単体で行動することはなく空母打撃群として潜水艦も当然として他にも防空を担う艦艇などとともに行動します。今回はその艦艇からミサイルが発射されたミサイルで撃墜されたということになります。

またこの機体は当時スーパー ホーネットは「給油任務中だった」と説明しています。記事では空母へ着艦しようとしている最中に撃墜されたという表現しています。この機の任務としては帰還する他の機体や着艦に失敗した機体への空中給油任務として飛び立ったものと考えられます。空母打撃群はイエメンなどから放たれたと考えられるドローンや飛来する対艦ミサイルに対し数時間前まで交戦していたとしているのですが、事故発生と当時戦闘中だったのかは明らかになっていません。

いずれにしてもこのような事故は非常に珍しく有人機が味方のミサイルで撃墜されるというのはアメリカでは少なくともここ10年は耳にしたことはありません。予想では事故発生に当時何らかの脅威が迫っていた可能性も高いのですが、負傷者がでていることから今後事故の詳細は来年前半にも明らかになってくるものと思われます。