J-36

2024年12月26日、SNSに複数投稿されたのは中国でJ-20と共に飛行する尾翼が存在しない機体です。特有の黄色い試作機カラーではなく塗装された姿ですが降着装置を出しながら飛行している様子から初飛行が実施された可能性が高いと考えられます。


機体の動画や写真は複数投稿されているのですがこちらの映像。左にJ-20の改良モデルと考えられる機体が随伴しており、先頭にJ-36などと言われることがある今回の機体が確認できます。機体サイズについては謎の戦闘機が若干低高度を飛行しているため大きく見えるのですが、それでもJ-20も大型機であることを考えても少なくとも同程度、もしくは1.3倍程度ほど大きい可能性もあります。

そしてこの機体最大の特徴は、戦闘機としては極めて珍しい3基のエンジンを搭載していることがほぼ確実な点です。

こちらは非常に鮮明に撮影さた写真になるのですが、後部に3つのノズルがあるようなラインが見えます。また地上からは直接エンジンノズルは確認できない構造で、似たものとしてはYF-23に近い見た目かもしれません。また2枚目の写真からも確かに3つのノズルのような構造が確認できます。

そして主翼です。くびれのある二段のデルタ翼…のような菱形主翼となっているのですが動翼部分は片側5枚に分割した構成となっている可能性があります。このような見た目も非常に珍しく、通常であれば主翼は内側はフラップ・外側はエルロンと大きく2分割になっていることからも何らかの理由から複雑な構造を採用したと考えられます。予想では外側と内側で異なる動きをすると考えられ、より複雑で高度な機体制御が可能となっていることも予想できます。

ウェポンベイは確認できないものの車輪との間に大容量のものが作られていると考えられます。降着装置は前方が2輪、後部は縦配置で2輪となっており既存機としてはSu-34がこのような構成あり戦闘機というよりも長距離を飛行できる大型戦闘爆撃機という位置づけかもしれません。ここからも大型機で機体重量は相当なものになっていると考えられます。

2024年12月27日、記事内容訂正