日本の次期主力戦闘機として国際共同開発することになった現在、イギリスとイタリアそして日本が共同で開発することで進められています。国際共同開発の問題は各国で求める機体スペックが若干異なるという点もあるのですが、現在このGCAPとしてデザインされる機体に関してイギリス国防省の将来戦闘航空機担当で部長となるリチャード・バーソン氏側がより長射程のミサイルを内蔵したいという内容を公にしています。

UK Emphasizes Need To Arm Tempest Stealth Fighter With Larger, Longer Range Air-To-Air Missiles
https://www.twz.com/air/uk-emphasizes-need-to-arm-tempest-stealth-fighter-with-larger-longer-range-air-to-air-missiles

第5世代、6世代戦闘機の制約としてステルス性能を高めるには兵器や燃料タンクは基本的に翼に搭載することはできません。工夫して内部に収める必要があるのですが、そうすると必然的に機体は大型化するというデメリットが生まれます。



今回イギリスは具体的にどのようなミサイルを搭載するのかは明らかにしていないのですが、少なくとも現在欧州標準となっているMBDAメテオミサイルを楽に内蔵搭載できるようにしたいと考えていると思わます。これはF-35にも搭載可能なサイズにはなっています。

予想ではこれよりも一回り大型の新型長距離ミサイルを搭載可能なウェポンベイを求めている可能性が十分に考えられます。逆に言えば日本では大型の対艦ミサイルや巡航ミサイルなどを内蔵できるサイズは必須と考えられウェポンベイのサイズについてはイギリスと日本は大型化は必須という方向で一致しているものと考えられます。

何れにしてもウェポンベイの大きさは戦闘機の重要なスペックで後からサイズを変えるなどの仕様変更もほぼ不可能です。攻撃能力に繋がる重要な部分でもありF-3・テンペストの機体サイズは既存の戦闘機よりも大型になることはほぼ間違いないと考えられます。