沈陽案 中国第6世代戦闘機

先月末、中国から第6世代機と考えられる2つの機体が数日時間を開けて登場しました。つまり2機種存在する世界でも初の例と考えられるのですが、その中で双発機となる沈陽案の機体は翼端の角度をコントロールすることで姿勢を安定している可能性が指摘されています。

第6世代戦闘機の特徴としては尾翼が存在しない無尾翼機となる機体デザインが多くでています。これはアメリカで開発が進んでいるとされる機体もそうなのですが、一方で無尾翼機の問題は機体の安定性が悪くなる点です。

China’s Mysterious Tailless Stealth Fighter Has Swiveling Wingtips
https://www.twz.com/air/chinas-mysterious-tailless-stealth-fighter-has-swiveling-wingtips

具体的にどのように解決しているのかに関して中国の沈陽案となる機体は翼端に可動する構造を取り入れることで尾翼のような機能として使うという設計が取り入れられている可能性が指摘されています。

こちらが実際に撮影された機体です。見てもわかるように右翼端が明らかに偏向していることがみてとれます。つまり翼端を回転させることで機体では尾翼のような機能として働かせる…?という案になっていると考えられます。

予想では気流の流れを変えることで機種の左右に首振りさせたりすることも可能になっていると考えられるのですがどの程度有効なものなのか航空分野には特に知識はないため不明です。

通常、機体は主翼、水平尾翼、垂直尾翼があると安定するところを片側1枚の翼で補うには高度な制御が必要なことは間違いなく、翼端が動く機体というのは非常に珍しいものとなっています。