F-18

アメリカが突如として始めたイエメンのテロリスト、イスラム教フーシ派への攻撃。これまで散発的に実施されてきたものの連日、空母艦載機や巡航ミサイルを使用した攻撃が行われ続けています。

アメリカ軍は月曜日時点で3日連続のイエメンのフーシ派拠点に攻撃を実施しています。統合参謀本部作戦部長によると攻撃は今後数日も継続されるとしており、条件としてフーシ派がスエズ運河に続く海路で攻撃を止めない限り停止しないとも説明しています。

U.S. Air Campaign Against Houthis Continues Into Third Day
https://www.twz.com/news-features/u-s-air-campaign-against-houthis-continues-into-third-day

アメリカ側の発表によると最初に行われた攻撃では30箇所のテロリスト拠点に対して攻撃を実施しました。対象となったのは人航空機インフラ、武器製造施設、武器保管施設です。またテロリストの居住区を含む、多数の指揮統制センターを拠点をしており夜間の攻撃を実施したことからドローン技術者も複数殺害できた可能性があるとしています。

フーシ派はこれまで「50人の民間人が死亡した」としているものの、そもそもテロリストは軍人ではなくただの民間人なのでこれにあたります。

国防総省のショーン・パーネル報道官によると「(大統領らは)作戦終了の時期はフーシ派が決める、それまで作戦は容赦なく続くと明言している」とのこと。また地上戦力の投入についても否定していません。

アメリカはこの攻撃のF/A-18やトマホークを投入して攻撃を実施しており、イエメン側の防空能力についてはかなり限定的からほぼ無いものと考えられます。

今回のアメリカの本格的な軍事力の投入については、フーシ派がこの海域で攻撃を始めてから米軍艦に170回以上、民間船舶に145回にわたりミサイルや一方通行の攻撃ドローンを発射したと主張しており、スエズ運河を迂回する形で貿易することを強いられることになった民間の損失は2000億ドル、約30兆円になったとしています。