F-47に関しては現時点でコックピット横に何らかの大きいカナードを搭載しており反り上がった翼、そして垂直尾翼が存在しない可能性が指摘されています。従来の戦闘機、特にアメリカの古典的な有人戦闘機からは明らかにデザインが変更されているのですが、飛行特性や運用面は問題ないのでしょうか。

https://www.twz.com/air/f-47-was-born-out-of-secret-x-planes-built-by-both-boeing-and-lockheed

twz.comによると、この疑問点について先日の発表後新たな情報を出しており、アルヴィン空軍参謀総長によると「過去5年間、この航空機のXプレーンは何百時間も飛行し最先端のコンセプトをテストし、自信を持って技術の限界を押し広げることができることを証明しながら静かにF-47の基礎を築いてきました」という趣旨の発言をしました。

このXプレーンとはアメリカではX-◯◯やY-◯◯という実証機や試作機に割り振られるものであり、F-47の試作機となるものがすでに作られ飛行していたというものになります。

具体的には2019年モデル、2022年モデルの2機種が存在しており総飛行時間は数百時間に達するとしています。また「F-47の開発に携わったのは2014 年に航空優勢構想研究の一環として始まりそれが航空宇宙イノベーション構想につながった」という内容はDARPAから発表されているらしく、過去10年のうちにF-35やF-22の次の戦闘機研究となる基礎はすでに始まっていたことが伺えます。

いずれにしてもF-47に関しては全体的なデザインがでるのはまだ先と考えられ10年後の配備を目指すとしてることから予想では試作機が飛行するのは2030年頃です。実体が明らかになるのはその頃…ということになりそうです。