F-47

アメリカが開発している第6世代戦闘機。これに関して元空軍長官および元空軍調達・技術・兵站担当次官はあくまでF-47における初期の取り組みについて取材に応じ、様々な仕様を明らかにしています。

このF-47はF-22の直接的な後継機となるとしているのは元空軍長官のフランク・ケンドール氏です。F-47については現時点でレンダリングが公開されているだけで詳しい仕様は一切明らかにされていません。しかし、あくまで機密には当たらない部分として説明できる仕様や構想が明らかになりつつあります。

Major F-47 Revelations Were Just Dropped By Former Air Force Secretary
https://www.twz.com/air/f-47-revelations-were-just-dropped-by-former-air-force-secretary

見出しでも紹介したように今回取材に応じた両氏によるとこの機体に関しては2019年と2022年に2機Xプレーン、つまり試作機というよりも概念実証機のようなものが作られ飛行していたことが明らかになってます。
両機はボーイングとロッキードの両社がそれぞれXプレーンを製造したことはわかっているのですが少なくとも2017年以降に製造が行われたとしています。もちろん機体は一切公にされていません。

この取り組みに関してはリスクが高く重要な技術を証明するために設計・製造されたとしており仮に何らかのモデルが流出したとしてもF-47を反映するものではないともしています。

F-47についてはCCA、いわゆる忠実な両機とも言われる高度な無人戦闘攻撃機を制御するなど要件が進化していったとしています。言い換えればここ数年アメリカでCCAが『流行っていた』点については背景にF-47の研究や要件があった可能性が伺えます。

F-47のコストについては研究開発段階を完了するには少なくともプラス200億ドルかかるとしており、 F-47の機体価格はあくまで現時点でF-35の2倍以上の1億6000万ドルから1億8000万ドル(240~270億ドル※1ドル150円計算)の範囲になると予想されるとしています。

F-47の輸出に関しては特に予想される機体単価と輸出モデルとして戦闘機の性能が大幅に低下する可能性を考慮すると、米国の同盟国やパートナー国がF-47の輸出型を購入するかどうかは疑わしいとしています。