韓国公正取引委員会によると、国内で配信されているいくつかのゲームに関して消費者に表記しいているアイテム排出確率と実際の排出確率を調整し、手に入る率を低くしていた事例があったとし該当企業に対して罰金を課したと報じられています。

確率調整を行っていたのはラグナロクオンラインのGravity、及びNIGHT CROWSのWEMADEです。

具体的な確率調整はラグナロクオンラインで複数存在しており最高のものは排出率は0.8%と消費者に表記していものの実際は0.1%(1/8)でした。またNIGHT CROWSでは排出率が0.0198%と表記していたものの実際は0.01％(1/2)、他にも1%表記で実際は0.32%(1/3)に調整していたということになります。
特にラグナロクオンラインは2017年3月から2024年3月まで7年に渡り確率調整を実施していたという悪質な事例となっています。

野放しの日本とは韓国は様々な面で消費者に対して強い保護を行っています。近年オンラインゲームのガチャに関して数万円、数十万円課金しなければ強いアイテムが手に入らないなどギャンブル・賭博のようなものが多くなっている点が問題視されています。
そこで韓国政府は2024年3月に確率型アイテムの情報公開の義務化をスタート。これにより表記した数値と実際のガチャ確率に乖離があれば詐欺的な確率調整を行っていたことが判明しました。

一方で今回両者の制裁措置としては、当該アイテムに関して払い戻しを行っているという謎の理由で罰金額は双方で250万ウォン、約25万円としておりあまりに安すぎる額となっています。

ガチャの確率調整は詐欺

日本国内ゲームにおいても明らかに確立調整が行われていると指摘されているゲームは私が過去にプレイしたものでもあります。また排出されるアイテムについてもレアな中でも弱いアイテムに偏っていたり、もしくはキャラクターであれば同じ確率にもかかわらず外れキャラ、不人気のキャラクターが数倍多く排出されるという例もあります。

いずれにしても、明らかに調整をいれていると考えられるゲームが多く蔓延しているのがこのガチャというものです。