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アメリカ航空宇宙局NASAは月軌道上で地表の撮影などしているルナー・リコネサンス・オービターにより前に打ち上げた韓国が運用する衛星を撮影したという珍しい画像を公開しました。

現在ルナー・リコネサンス・オービターは月面の98.2%をマッピングするということを行なっており、月面の高精細な画像を撮影し続けています。その中には、月面に墜落した機体を見つけたりアポロ計画で着陸した機体も含まれています。

NASA Spots Surfboard-Shaped Object Speeding Past The Moon : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/nasa-spots-surfboard-shaped-object-speeding-past-the-moon

そんなLROは2022年8月に打ち上げられた韓国のダヌリという月周回衛星を撮影したと発表しています。

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こちらが撮影したダヌリ衛星です。2024年3月5、6日に行われ距離はLROから5kmと4kmでした。相対速度は11500km/hだったといい、被写体ブレとデジタルカメラの機械的な理由で横に伸びた画像になりました。

ダヌリ衛星
ダヌリ衛星はこのような形をしています。現在月は次なる有人宇宙活動の場として注目されており、特に南極では水を抽出できるのではないかと期待されています。月は地球から最も近い天体であるものの初めて人類が到達したのが1969年で10数人のみです。

今後恒久的な月面開発も考えられており月面設置による新しい観測、月をステップに有人火星探査といったものをさらなる宇宙進出が想定されています。