スロバー クルクルマーク

ゲーム画面やインターネットの読み込み中に表示されるくるくるマーク。日本では『くるくるマーク』『クルクル』などと言われることがあるのですが、実は『スロバー』という正式な名前があります。

ロード中のクルクルマークについてグーグル検索などすると出てくる名前は実は「スロバー」です。これはIT関連の百科事典にも掲載されているらしく、「アプリケーションの読み込み、 Web ページのダウンロード中など、バックグラウンドで操作が行われていることをユーザーに通知するためのアニメーション アイコン」のことを指すとしています。

We Regret to Inform You That The Spinning “Loading” Icon Is Actually Called a “Throbber”
https://futurism.com/spinning-loading-icon-throbber

つまり文字通りグルグルマークは『スロバー』という正式名がついているのですが、その見た目は定義されていません。つまり地球がクルクル回るような画面であったりウニのようにトゲトゲのものがクルクル回転しているアイコンであってもすべてスロバーということになります。
もちろん一般的なゲーム採用されている横バータイプもすべてスロバーです。つまりロード画面など読み込み待ちで表示されるものは全てスロバーです。

昔であればスロバーは表示しないこともあったのですが、ゲームではSONYのプレイステーションが出始めたころには表示されており、最近はホームページでもスロバーが導入されています。これらは開発者が意図してロード中に表示させているものになります。

日本の明治大学の研究者らが2020年に発表された論文があり、スロバーの構成要素(提示時間、回転速度、サイズなど)がユーザーの待ち時間の認識にどのような影響を与えるかを調査しました。
結果、スロバーが表示された場合、ロード時間が5秒など短い場合に限り被験者は実際の時間よりもロード時間が短いと感じたことが分かったとしています。この時スロバーとして表示されるロゴの回転速度などに差はありませんでした。