image_82

新型コロナウイルスがペットにも感染するという事例は既に去年の今頃には報じられていたのですが、これに関して、最新の2つの事例でも人からペットの猫に感染した強力な証拠になっていると研究結果が明らかになりました。そして、ペットに感染したウイルスが突然変異する可能性があり今後注意が必要だと促しています。

VetRecordというジャーナルに掲載された論文として、2つの事例研究結果として呼吸器疾患の飼い猫について人から新型コロナウイルスに感染し1匹はその後安楽死された事例についての報告が発表されています。

Human-to-cat COVID-19 transmission affirmed in new study

この事例はイギリス発生した事例で、猫から見つかった新型コロナウイルスの全遺伝情報(ゲノム)を調査した結果、人から猫に新型コロナウイルスが伝播した可能性が最も高い結果が示されました。その理由としては遺伝情報が猫特有の突然変異が発見できなかったためです。つまり、人間で広まっている新型コロナウイルス株が直接猫に感染し発症したというものになります。

この猫は1匹は軽度の呼吸障害、そしてもう一匹は重度の呼吸器障害となり安楽死されました。

人間ではなくペットで変異も

研究者によるとこの研究で大切なのはコロナウイルスが人間から猫、猫から猫、そして猫から人間への感染を監視することだと主張しています。どういうことなのでしょうか。

研究者が最も恐れているのはウイルスが飼いならされたペットの間で静かに広がり、ペットショップや病院なども含めて拡大し突然変異する可能性です。この新型コロナウイルスの亜種が猫や犬などの他の種に感染しやすく変異することで動物間で感染と変異を繰り返し、それが人間への感染を引き起こすリスクが生じる可能性があるとしています。

研究者は動物集団におけるウイルスの綿密な監視が今後数年間にわたって重要になることしており、特に新しい型のウイルス出現についても持続的に調査する必要があるとしています。

いずれにしても、仮に犬や猫の変異したウイルスが見つかりそれが人間に感染したことが確実となると、大量殺処分につながる可能性も高く動物病院などで新型コロナウイルスの検査は任意ではなく必須になってくる可能性があります。
このエントリーをはてなブックマークに追加